BAKENEKO GAMES こはだ日記

春風と午後のひげ

今日は朝から窓の外が明るくて、店内にもやわらかい光がいっぱい入ってきたにゃ。開店準備のあいだ、ボクは床をとことこ見回って、みんなの寝ぼけ顔を確認したにゃ。春の匂いがちょっぴり混じった風が入るたび、カフェの空気がふわっと軽くなって、なんだか胸のあたりがそわそわしたにゃ。お客さんが来る前の静かな時間って、ひみつの宝物みたいで好きだにゃ。

 

お昼すぎになると、店内はぽかぽかして、みんなのあくびがあちこちで聞こえたにゃ。ボクは新人猫の様子を見ながら、ゆっくり歩き方を教えたり、落ち着いて毛づくろいする場所を見せたりしたにゃ。教えるのはちょっとむずかしいけど、昨日より上手にできるようになると、すごくうれしいにゃ。しっぽをふりふり そのあと、ボクはつい窓辺を見上げて、さよりちゃんをチラ見しちゃったにゃ。にゃ、にゃんでもないにゃ、ただ通りかかっただけだにゃ……。

 

午後はまったりタイムで、空調の風と陽だまりがいちばん気持ちよかったにゃ。そんなとき、どこからかささみのいい匂いがしてきて、ボクの鼻がぴくぴくしたにゃ。ほんのちょっとだけ、置いてあるごはんを見つけて近づきすぎてしまって、危うく盗み食いしそうになったにゃ。えへへ、もちろんちゃんとやめたにゃ。でも今日はいつもよりささみが多かった気がして、ボクの心はちょっとだけ大忙しだったにゃ。

 

夕方になるころには、店の中の音もだんだんやさしくなって、みんなそれぞれ好きな場所で丸くなっていたにゃ。ボクもひと息つきながら、今日の研修のことや、さっきのさよりちゃんの横顔を思い出して、なんだか顔が熱くなったにゃ。ごろごろ〜って喉が鳴るくらい、静かであたたかい一日だったにゃ。また明日も、こんなふうにカフェの午後をのんびり守りたいにゃ。

こはだ(副店長) 🐾
一覧に戻る