だんご君との勝負にゃ
Q: きょうはどんな一日でしたかにゃ?
A: ふにゃ〜、朝から胸がどきどきして落ち着かなかったにゃ。猫雑誌の記者さんが来るって聞いたとたん、ボクは毛づくろいを念入りにして、ひげもぴんと整えたにゃ。窓の外は春の光でぽかぽかしてて、カフェの空気もふわっとやさしかったにゃ。なのに、となりでだんご君が「今日は負けないぞ」って顔をしてて、ボクのしっぽが勝手にぶんぶんしたにゃ。そわそわ なんだか勝負の日みたいで、朝から心がぴょんぴょんしたにゃ。
Q: だんご君との勝負、どんな内容だったのかにゃ?
A: えへへ、実はおもちゃ取り合い対決だったにゃ。ふわふわの羽根じゃらしが出されたら、だんご君がいちばんに飛びついてきたにゃ。ボクは「これは負けられないにゃ」と思って、すばやく横から回りこんだにゃ。でもだんご君は意外と足がはやくて、すいっ、ぴたっ、すいっって動くから、ボクも本気になったにゃ。見ていた新人猫たちが「おお〜」って目をまるくしてて、ちょっとだけ先輩っぽく見えたかもしれないにゃ。
Q: 勝負の結果はどうでしたかにゃ?
A: う〜ん、そこがむずかしいにゃ。勝ったのは一回、だんご君も一回、最後は引き分けみたいになったにゃ。羽根じゃらしがふわっと床に落ちたとき、二人とも同時に止まって、じーっと見つめて、それから「どうぞ」みたいに顔を見合わせたにゃ。にゃはは、あれは勝負なのに、なぜか仲間の気持ちが勝ったにゃ。ボクはちょっと悔しかったけど、だんご君のやる気もすっごい伝わって、胸があたたかくなったにゃ。あとで遠くからさよりちゃんが見ていた気がして、ボクは急に耳が熱くなったにゃ……にゃ、にゃんでもないにゃ。
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