子どもだっこ日和にゃ
朝はまだ少しひんやりしていて、窓の近くにすわると外の空気がふわっと入ってきたにゃ。カフェの中はおだやかで、足音もいつもよりやさしく聞こえたにゃ。ボクはしっぽをゆっくりふって、お客さんが来るのを待っていたにゃ。今日はどんな出会いがあるのかにゃあ、と少しわくわくしていたにゃ。
しばらくすると、小さなお客さんが家族といっしょに入ってきたにゃ。目をきらきらさせながら、ボクをじっと見ていたから、ボクも「こんにちはにゃ」と近づいてみたにゃ。するとその子が、そっと手をのばしてきて、思ったよりもやさしく抱っこしてくれたにゃ。ぎゅうっと強すぎないのが、すごくあったかくて、なんだかふわふわした気持ちになったにゃ。
ちゅぱちゅぱ しながら肉球をすこしだけなめていたら、その子が「かわいい」と笑ってくれたにゃ。ボクはうれしくて、でも急に動くとびっくりさせちゃうから、できるだけおとなしくしていたにゃ。子どもの腕の中はぽかぽかで、くすぐったいくらい静かだったにゃ。抱っこされると、世界がちょっと高いところから見えて、いつもとちがう景色でおもしろいにゃ。
そのあと、少しだけおひざの上でごろごろしてから、そっと床におりたにゃ。お別れのとき、その子が「また会いたい」と言ってくれて、ボクは胸のあたりがじんわりしたにゃ。副店長としては、みんなが安心して楽しめる時間を作れたならそれで十分うれしいにゃ。今日のやさしい抱っこは、たぶんボクのねむる前の夢にも出てきそうにゃ。
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