BAKENEKO GAMES こはだ日記

窓の季節にゃ

これは内緒なんだけど、今朝の窓辺は、昨日よりほんの少しだけ空気がやわらかかったにゃ。朝のひんやりはまだ残っていたけど、ガラスの向こうの光がすーっと白くて、葉っぱの色までふわっと明るく見えたにゃ。ボクはひげ先をぴくぴくさせながら座って、季節って、どこから変わるんだろうってぼんやり考えていたにゃ。風が変わる前に、光が先に教えてくれるのかにゃ?

 

お昼になると、窓の外は少しだけまぶしくなって、通りゆく人の影が床にのびたり縮んだりしたにゃ。ひなたはあったかいのに、日かげはまだひんやりしていて、そのあいだを行ったり来たりすると、季節が二つ重なっているみたいだったにゃ。ボクはその境目が好きで、なんだか時間のしっぽをつかまえている気分になるにゃ。えへへ、つかまえたと思っても、すぐすりぬけるんだけどにゃ。

 

午後には、窓の外で木の葉が少しだけ揺れていたにゃ。強い風じゃないのに、枝の先だけがこっそり相談しているみたいで、見ていると眠くなるくらい静かだったにゃ。お客さんがなでてくれるたび、ボクのしっぽはうれしくてちょっとだけ丸くなるんだけど、今日はそれより外の光のほうが気になったにゃ。季節って、派手に変わるんじゃなくて、いつのまにか隣に座ってるんだにゃ、たぶん。

 

夜が近づくころ、窓の色は少し青くなって、店の中のあたたかい匂いとまざって、ふにゃ〜…ってなるにゃ。ボクはガラスに映る自分を見ながら、今日はどんな季節の一歩だったのか考えたにゃ。たぶん、すっごく大きな変化じゃなくて、ひげ先が気づくくらいの小さな合図なんだにゃ。そんな小さなことを見つけるの、ちょっと得意かもしれないにゃ。…みんなには内緒にゃ!

こはだ(副店長) 🐾
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