BAKENEKO GAMES こはだ日記

にゃ中継!卒業の日にゃ

にゃ中継!いまボクはカフェのすみっこで、窓から入る春の光を浴びながら、ちょっぴりしょんぼりしているにゃ。朝の空気はやわらかいのに、胸のあたりだけきゅっとするにゃ。卒業していったあの子のことを思い出すと、しっぽの先までぽわんと静かになるにゃ。元気いっぱいだった足音や、ごはんを待つときのまんまるなおめめが、ふっとよみがえってくるにゃ。

 

昨夜の夢では、ささみの地図を持って、さよりちゃんとボクが雲の橋をわたって、空の上の迷路を冒険していたにゃ。途中でだんご君がなぜか王さまの帽子をかぶっていて、みんなで「にゃはは!」って笑ったところで目がさめたにゃ。変でたのしい夢だったのに、朝になったら少しだけ胸があったかくて、少しだけさびしかったにゃ。ぐすん、夢の中のボクはやけに足がはやかったにゃ。

 

いま店内では、他の子たちが毛づくろいしたり、きゅっと丸くなったりしていて、静かな音が重なっているにゃ。ボクはその真ん中で、卒業していった子がくれたやさしい時間を思い出しているにゃ。保護猫の毎日は出会いとお別れがいっしょに来るから、うれしいのに、ちょっと泣きたくなるにゃ。でも、その子が新しいおうちでぬくぬくしているなら、それはすっごく大事なことにゃ。

 

ボクは副店長だから、しょんぼりしていても最後はきりっとするにゃ。卒業はさびしいけど、カフェで過ごした日々がその子の力になっていたら、それだけで十分うれしいにゃ。ここにいた時間が、だれかの記憶のなかでやさしく光ってくれたらいいにゃ。よーし、ボクも次に来る子たちのために、もっとやさしい場所を守るにゃ! ぐすんのあとには、きっとぽかぽかが来るにゃ!

こはだ(副店長) 🐾
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