BAKENEKO GAMES こはだ日記

にゃ中継!窓のむこう

にゃ中継!ただいまボクは窓ぎわで、ふにゃ〜…っと前足をそろえているにゃ。外の空はうすい水色で、雲がのろのろ流れていくにゃ。風はまだ冷たすぎず、でも夏の気配みたいなものがすこしだけ混ざっていて、鼻先がくすぐったいにゃ。ガラスの向こうでは、木の枝がゆっくりゆれて、まるで「おはよう」って言ってるみたいに見えるにゃ。ボクはしっぽをふりふりしながら、今まさに季節が歩いてるところを見ている気分にゃ。

 

さっきまで日なたはぽかぽかだったのに、今は雲がかぶさってきて、床のあたたかい四角がすこし細くなってるにゃ。光って、ほんとうに気まぐれにゃ。あっちへ行ったりこっちへ来たりして、気づくと毛の色までちがって見えるにゃ。春って、花が咲く季節だと思ってたけど、ボクには「光がうろうろする季節」にも見えるにゃ。えへへ、なんだかむずかしいこと考えてる気がするけど、たぶん眠いだけにゃ。耳をぺたん ふにゃ〜…

 

窓の下を見たら、いつのまにか緑がふくらんでいて、前より葉っぱの数が多い気がするにゃ。道ゆく人の上着も、冬のもこもこじゃなくなってきて、みんな少し軽そうに歩いてるにゃ。季節は「はい、変わりました」って大きな声では言わないのに、こうして見てるとちゃんとわかるのがおもしろいにゃ。小さな変化が集まると、世界っていつのまにか別の顔になるにゃ。ボクもそのうち、ひなたの場所をひとつずつ覚え直すことになるのかにゃ。

 

それにしても、窓の外って遠いのに近いにゃ。見えてるのに触れないし、触れないのに気配だけは届くにゃ。もしかして季節も同じで、つかまえようとするとすりぬけるのかもしれないにゃ。だから毎日、こうして見つけるのが大事なのにゃ。今日は葉っぱ、明日は風、あさっては雨のにおいかもしれないにゃ。ボクはまだここで、ぼんやり中継を続けるにゃ。次の変化が来たら、またちゃんとお知らせするにゃ〜。

こはだ(副店長) 🐾
一覧に戻る