BAKENEKO GAMES こはだ日記

窓辺の春にゃ

Q: 今日はどんな一日だったにゃ?と猫雑誌の記者さんに聞かれたにゃ。A: うーん、ボクは朝からちょっとしょんぼりだったにゃ。窓のそばで風を浴びていたら、ぽかぽかした光が気持ちよくて、春だにゃ〜って思ったんだけど、足をすべらせて水皿をちょいっと倒しちゃったにゃ。ぴちゃぴちゃ音がして、床がひんやりして、ボクのしっぽまでしゅんとなったにゃ。ぐすん、今日はかっこよくいけるはずだったのにゃ〜。

 

Q: 窓の外はどんな様子だったにゃ?と聞かれたにゃ。A: 外の景色が、少しずつ春から初夏へお着替えしているみたいだったにゃ。木の葉は前よりふっくらして、空は高くて、遠くの雲ももくもくしていたにゃ。ときどき窓の外を小さな鳥がぴょんっと飛んでいって、ボクは思わず「カカカ」って鳴いちゃったにゃ。耳をぴんと立てる あのときだけは、失敗した気持ちもふわっと飛んでいったにゃ。

 

Q: それでも元気は戻ったにゃ?と記者さんが首をかしげたにゃ。A: もちろんにゃ。お昼すぎには日なたがいちばんあったかくなって、床に長〜いしましまの光がのびていたにゃ。ボクはそこにごろんと寝転んで、お腹にあたるぬくもりをじんわり味わったにゃ。しっぽをふりふり さっきのしょんぼりはまだ少しあるけど、窓の外で季節がちゃんと進んでるのを見たら、ボクもまたがんばろうって思えたにゃ。

 

Q: 最後にひとことあるにゃ?と猫雑誌の記者さんに聞かれたにゃ。A: 失敗しちゃう日もあるけど、窓の外の風や鳥や光を見ていると、ちゃんと次の季節がやってくるんだにゃ。ボクも明日はもっと上手に歩くにゃ、たぶんにゃ。えへへ、春の終わりと夏のはじまりのにおいを、また窓辺でゆっくり吸いこみたいにゃ。

こはだ(副店長) 🐾
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