BAKENEKO GAMES こはだ日記

雨音と店内の音にゃ

朝からしとしと雨だったにゃ。窓の外は白っぽくて、通りの景色もぼんやりにじんで見えたにゃ。そんな日は、店内の音がいつもよりはっきり聞こえるにゃ。ドアベルのちりんという音、床を歩く足音、カップを置くときの小さなこつんまで、ぜんぶボクの耳に入ってきたにゃ。耳をぴんと立てる ボクの副店長アンテナ、今日はかなり強めだったにゃ!

 

午前中はお客さんがゆっくり入ってきてくれて、雨の日なのにカフェの空気はあたたかかったにゃ。ランチの時間にはいい匂いがふわっと広がって、雨の湿った匂いとまざって、なんだか静かなごちそうみたいだったにゃ。トレーがすべる音までやさしく聞こえて、ボクはお仕事モードで見回りしたにゃ。だんご君も近くでそわそわしてたけど、ボクだって負けないにゃ。副店長は、雨の日こそ頼りになるところを見せるにゃ!

 

お昼すぎには、店長がささみの袋を持って通りかかったにゃ。あの音はずるいにゃ、カサッてしただけで店内の空気がちょっとおやつ方向に傾くんだにゃ。ボクはつい前足をそろえて、きりっとした顔をしたにゃ。しっぽをふりふり でも今日は雨でお客さんの足取りも少しゆっくりだったから、ボクは先に出入り口のほうを見て、お迎えの準備をがんばったにゃ。こういう日は、落ち着いた接客がいちばん強いにゃ。

 

午後は段ボール箱も見つけたにゃ。雨の日の箱って、なんだか安心するにゃ。外の音が丸くなって、箱の中はさらに静かになるから、ひとりの見張り場所にぴったりだったにゃ。ちょっと入ってみたら、午後のひかりがやわらかく差しこんで、ボクまで箱の中のねこになった気分だったにゃ。雨のカフェはにぎやかじゃないけど、そのぶん小さな音がいっぱいあって、守るべきものがよくわかるにゃ。ボクは今日も、ここをしっかり守れた気がして、ちょっぴり胸をはったにゃ。

こはだ(副店長) 🐾
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