ごろごろ実験日
なめこへ
今日はね、ボクが「ごろごろ音の癒し効果」を本気で実演した日だったにゃ! 朝、店長に「えらいにゃ」って頭をなでられたら、胸の奥がぽかぽかして、自然にごろごろがこぼれたにゃ。おひさまの光までやさしく見えて、ああ、これってきっと音だけじゃなくて、気持ちまでふわっとほどけるんだにゃって思ったにゃ! しっぽをふりふり
昼になると、五月の風が窓のすきまから入ってきて、おなかの毛をそっとなでていったにゃ。ボクは窓ぎわで番をしながら、じぶんの体の奥でごろごろを大きくしてみたにゃ! するとね、まわりの空気までゆっくり動くみたいで、眠たそうな子の目がとろんとなって、みんなの肩の力が抜けていくのがわかったにゃ。猫の音って、まるで小さな毛布みたいだにゃ!
それから午後に、店長のささみ袋が通りすぎたにゃ! うわぁってなったけど、今日は実験の日だから、ボクは見なかったふりをがんばったにゃ。でも足は正直で、こっそり追いかけちゃって、あと一歩で盗み食い未遂だったにゃ……えへへ、ささみのにおいはずるいにゃ。あまりにもそわそわしたから、思わず ちゅぱちゅぱ して落ち着こうとしたにゃ。
夕方はなめこがいつもみたいに、ひなたぼっこよりゆっくり歩いてきたにゃ。ボクが先に見回っても、最後にとなりへ来るのが、やっぱり親友って感じでうれしいにゃ! ふたりで並んでごろごろしていたら、静かな音が部屋のすみずみまで広がって、まるで小さな魔法みたいだったにゃ。今度はキミにも、この音でふわっと休んでほしいにゃ!
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